CLドルトムント戦に臨むミラン、指揮官は混戦グループFの「ターニングポイント」と認識

ドルトムント戦に臨むピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がドルトムント戦への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えた。

25日のセリエA第13節フィオレンティーナ戦で辛くもリーグ戦5試合ぶりの勝利を手にしたミラン。代表ウィーク明け最初の試合で結果を出した中、28日にはチャンピオンズリーグ(CL)のグループF第5節ドルトムント戦に臨む。

ミランの属するグループFは混戦状態にあり、首位ドルトムントと3位ミランの勝ち点差は「2」。試合の前日会見に臨んだピオリ監督は、今節の結果が決勝トーナメント進出の鍵になると予想している。

「グループのターニングポイントになる非常に重要な試合だ。強い対戦相手であり、我々に問題を引き起こす可能性があることはよくわかっている」

「しかし、彼らが困難に直面する可能性もある。我々は95分間を通じて注意を払い、ポゼッションを失った時に相手を抑え込むタイミングを理解する必要がある」

10月上旬のグループF第2節で対戦した際には、アウェイでゴールレスドローに持ち込んでいたピオリ監督。本拠地サン・シーロで迎える今節では、ドルトムントにも負けない熱狂的なホームの後押しを期待している。

「ドルトムントでは我々が『黄色い壁』に立ち向かったが、ボルシアはチャンピオンズリーグの夜のサン・シーロがどのようなものかを知らない。過去にはファンのおかげで信じられないほどの高みへ到達することもできたし、明日の夜も我々をサポートしてくれると確信している」

また、ピオリ監督は選手個人の状態にも言及。ケガからの完全復帰を目指している中、フィオレンティーナ戦で途中出場したMFルベン・ロフタス=チークや、徐々に出番を増やしているFWサムエル・チュクウェゼについて語った。

「ロフタス=チークがリーグ戦のどこかでプレーするのは我々のプランだった。(フル出場した7日の)パリ・サンジェルマン(PSG)戦も100%のコンディションではなかった」

「フィオレンティーナ戦でのチュクウェゼのパフォーマンスには満足している。彼はケガのため難しいスタートを切り、チームへの順応が遅れた。もう少しインサイドに位置することでより試合に絡むこともできるが、彼のポジションは我々がどのようにプレーするか、そして(右SBのダビデ・)カラブリアとのコンビネーション次第だ」

© 株式会社シーソーゲーム