緊急避妊薬の試験販売 大きな前進と課題 女性支援団体

処方箋無しで購入できる緊急避妊薬の試験販売について、予期せぬ妊娠や困窮した状況下で出産する女性を支援する仙台市青葉区のNPO法人の代表は、大きな前進だと評価する一方で課題も残したままだと指摘します。

NPO法人キミノトナリの東田美香さんは、試験販売の開始を「大きな山が動いた」と評価する一方、残された課題が少なくないと指摘します。

キミノトナリ代表理事東田美香さん「病院に行く手間が無くなるということはいいんですが、諸外国では数百円から販売されているものがなぜか日本は、おそらく1錠当たり6000円、7000円ぐらい」

東田さんは、価格以外にも緊急避妊薬を必要とする女性の置かれた状況への配慮が必要だと話します。

キミノトナリ代表理事東田美香さん「私たちの所にご相談が来るのは中高生、大学生くらいの年代が多いので、そうなると今回の保護者の同意が無いと買えないような年齢の方が多いんですね」

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