保育園の時に4つの全国大会で優勝 実戦空手のスーパーキッズ・今中櫻子さん(小1) 岡山・赤磐市【こどもミライパーク】

岡山県赤磐市に、空手に打ち込む小学1年生の女の子がいます。保育園に通っていた2022年度には、4つの全国大会で優勝したほか、2023年4月に小学生になってからは無敗です。

赤磐市の自宅で空手の練習に励むのは、山陽東小学校1年の今中櫻子さん(7)です。

櫻子さんは2022年11月、全日本空手審判機構が主催する全国大会の幼児女子の部で優勝するなど、2022年度は、4つの全国大会で優勝しました。

そして小学生になった2023年4月以降は、各地で開かれる15を超える大会に出場し、その全てで優勝しています。

(小学1年生/今中櫻子さん)
Q.優勝した時の気持ちはどうでした?
「うれしい気持ちです」
Q.空手をやっている時、試合の時はどうですか?
「楽しい、勝ちたいという気持ちで試合をしている」

櫻子さんは週4日、父親の崇行さんに送ってもらい、道場の練習に通っています。基礎トレーニングや組手などで2時間みっちりと鍛えます。

(小学1年生/今中櫻子さん)
Q.練習はどうですか?
「楽しいです」
Q.どんな練習が楽しいですか?
「スパーリングするところとか、ミットするところとかです」

櫻子さんがしているのは実戦空手です。突きやけりなど、相手への直接打撃が認められているフルコンタクトの空手です。

指導する実戦空手横山道場の横山純一代表は、櫻子さんの強さは練習に取り組む姿勢にあると言います。

(実戦空手横山道場/横山純一 代表)
Q.櫻子さんの強さの秘密は?
「真面目さですかね。練習に取り組む姿勢とか負けず嫌いさとか。今まだ1年生ですけど、これから道場で学年が上がっていったときに、後輩を引っ張っていってくれるような強い空手家になってくれたらなと思います」

櫻子さんが空手を始めたのは4歳の時、父親の崇行さんが健康と護身用に薦めたのがきっかけでした。

(父親/今中崇行さん)
Q.櫻子さんが空手で変わったこと
「自分のことは自分でする。用意は自分でする。勉強も学校の行く用意とかも、空手の用意も、自分でてきぱきとできるようになりました。人生に壁が出てきたとしても、それを乗り越えられる。空手でこれだけがんばってこれたんだから、苦しい思いをしたんだからというので、自分のバネになるように、強い心を持って、そういう大人になってもらえればいいかなと思います」

父親の崇行さんが見守る中、櫻子さんは、前の年を超える5つの全国大会で優勝を目指します。

(小学1年生/今中櫻子さん)
Q.これからの夢を教えてください
「全国大会で2連覇を目指すことです」

櫻子さんですが、26日に東京で開かれた全日本空手審判機構が主催する全国大会に出場し、小学1年女子の部で4試合を勝ち抜き優勝を飾りました。見事、2連覇を達成しました。

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