ガザ戦闘休止延長、追加解放へ ハマス、2日間で人質20人

イスラエル当局から釈放されたパレスチナ人女性=28日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラ近郊(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルとイスラム組織ハマスが27日にパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止2日間延長で合意したのを受け、仲介役のカタール政府は28日、計20人の人質が追加解放される見通しだと明らかにした。延長初日の28日には10人が解放される見込み。24日午前7時(日本時間同日午後2時)に始まった当初合意の4日間の休止期限切れを回避、少なくとも29日まで延長される見込みだ。ガザへの人道支援物資搬入も継続される。

 カタール政府は、戦闘休止のさらなる延長に向けて注力していると強調した。2日間の延長期間中に「緊急の取り組み」が行われるという。米紙ワシントン・ポストは28日、イスラエルの対外特務機関モサド、米中央情報局(CIA)の両長官がカタールの首都ドーハでムハンマド首相兼外相と会談したと報じた。

 イスラエルは、人質1人の解放につきパレスチナ人3人を釈放してきている。27日も双方が人質らを交換し、4日間でハマスが解放した人質は計69人、イスラエルが釈放したパレスチナ人は計150人となった。

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