リールの逸材CBヨロ、ビッグクラブ関心も今冬移籍は除外…

ビッグクラブが熱視線を注ぐリールのレニー・ヨロ[写真:Getty Images]

ビッグクラブが熱視線を注ぐリールのU-21フランス代表DFレニー・ヨロ(18)だが、今冬にリールを離れる可能性は限りなく低いようだ。フランス『レキップ』が報じている。

コートジボワールにもルーツを持つフランス生まれのヨロは、190cmの右利きのセンターバック。11歳でリールの下部組織に加入すると、すぐさま頭角を現して以降は常に飛び級で上のカテゴリーでプレー。昨年からリザーブチームを主戦場に活躍し、2022年5月のニース戦では16歳半年でのリーグ・アンデビューを飾った。

昨シーズンはパウロ・フォンセカ監督の下で着実に出場機会を増やすと、今シーズンはディフェンスラインの離脱者の影響などもあってここまで公式戦16試合に出場し3ゴールを記録。また、ティエリ・アンリ監督が就任したU-21フランス代表でもここに来て定期的にプレー機会を与えられており、来年の自国開催のパリ・オリンピックのメンバー入りにも絡んでいく勢いだ。

190cmと十分なサイズを誇るが、まだまだ線の細さが目立っており、現状ではフィジカル面に大きな伸びしろを残す。ただ、サイズを感じさせないスピードやアジリティ、長いリーチを武器に読みを利かせたボール奪取能力に優れており、守備時の細かい判断にも非凡さを持つ総合力の高い守備者。

さらに、後方からのビルドアップにこだわるポルトガル人指揮官の下、元々安定していた足元の技術、判断に磨きをかけており、将来的なレ・ブルー入りが有力視される逸材だ。

その18歳に対しては、以前からルイス・カンポス氏が高い評価を下しているパリ・サンジェルマンを始め、レアル・マドリー、バイエルン、プレミアリーグの複数クラブがすでに獲得の動きを見せているという。

だが、ヨロ本人とリールの間では今冬の移籍は除外されているとのことだ。ただ、来夏にクラブは4000万~5000万ユーロ(約65億1000万~81億4000万円)程度の移籍金での売却を考慮しているようだ。

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