トンネル閉じ込め41人救助 インド北部、崩落17日目

28日、インド北部ウッタラカンド州で崩落したトンネルから救助された作業員(ウッタラカンド情報広報省提供、AP=共同)

 【ニューデリー共同】インド北部ウッタラカンド州で建設中のトンネルが崩落した事故で、閉じ込められていた作業員41人全員が28日、無事救助された。地元メディアが報じた。12日の事故発生から17日目で、現場では地元住民らが菓子を配るなどして祝賀ムードが広がっているという。

 掘削作業が難航し、救出に時間がかかっていた。閉じ込められていた作業員らとは無線で連絡を取り、給水用のパイプラインを通じて必要な食料や薬、酸素などが届けられていた。

 閉じ込められていた場所には人が動き回れる十分な空間もあったが、山岳地帯で夜間は冷え込み、環境は過酷だったとみられる。

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