バイエルンの守護神ノイアーと2ndGKウルライヒが2025年まで契約延長

ノイアーとウルライヒが同時に契約延長[写真:Getty Images]

バイエルンは28日、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(37)と元ドイツ代表GKスヴェン・ウルライヒ(35)の2選手との契約を2025年6月30日まで延長したことを発表した。

ノイアーは2011年にシャルケからバイエルンへ加入し、ここまで通算494試合に出場。2017年からチームのキャプテンを務め、ブンデスリーガ11連覇、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇など通算28個のトロフィー獲得に貢献してきた。

昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)後の休暇中のスキー事故で右脚を骨折して11カ月に及ぶリハビリを経験したが、先月末に行われたブンデスリーガ第9節ダルムシュタット戦で戦列復帰。以降は公式戦連続出場を続けており、今年中の通算500試合出場も視界に捉える。

近年は一部首脳陣との確執や超高年俸に対するパフォーマンスの費用対効果の問題などで退団の可能性も取り沙汰されたが、今季限りとなっていた現行契約を1年延長することになった。

百戦錬磨の守護神は今回の契約延長に際して以下のように語っている。

「バイエルンにもう一年いられることを嬉しく思うよ。長いケガを経て、本格的に戻ってきた。このチームでピッチに立つことが僕にとってとても楽しいんだ。ファンのみんなと一緒に、僕らは今後数年間で大きな目標を達成できると確信している。そして明らかに、ミュンヘンでの2025年のチャンピオンズリーグ決勝もその目標のひとつだ。そして、まだスヴェンが側にいてくれると思うと、さらに嬉しいよ」

一方、2015年夏にシュツットガルトから加入して以降、ハンブルガーSVで過ごした2020-21シーズンを除き、バイエルンでプレーするウルライヒ。長年、バックアップの立ち位置だが、守護神ノイアーの不足の事態では頼れる代役として重用され、通算98試合の出場数を数える。

今回ノイアーと共に2025年までの契約にサインした35歳GKはその喜びを語っている。

「2015年にシュツットガルトからバイエルンに来たときは、こんなに長くここにいることになるとは思ってもみなかった。現在、契約を2025年まで延長しており、目標の達成に向けて引き続き貢献していくつもりだ。マヌエル、ダニエル・ペレツ、そしてゴールキーパーコーチのミヒャエル・レヒナーとこれからも一緒に仕事ができることを嬉しく思う。マヌエルとはフットボールへの情熱以上に多くの共通点があり、僕らは良き友人なんだ」

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