レアル・マドリード所属のテオ・ジダン、29日CLナポリ戦でメンバー入り。デビューすればジダンを姓に持つプレーヤーとして4人目の快挙!

写真:196cmで中盤を主戦場にしているテオ・ジダン ©Getty Images

レアル・マドリード・カスティージャに所属するテオ・ジダンは現地時間11月29日に行われるUEFAチャンピオンズリーグ、ナポリ戦のメンバーに招集されトップデビューが期待されている。スペイン『Marca』が伝えている。

テオは2010年にレアル・マドリードのアカデミーに入団すると、2021年にトップチームの1つ下のカテゴリーにあたるカスティージャへの昇格を果たす。テオは中盤を主戦場としており、主にセンターミッドフィルダー、オフェンシブミッドフィルダーでプレーしている。そして、現在ラウール・ゴンサレスが監督を務めるカスティージャではシーズン開幕から定位置を確保し、コンスタントに出場機会を得ている。

2002年生まれで現在21歳のテオは、元フランス代表で過去に選手として、そして監督としてレアル・マドリードに在籍したジネディーヌ・ジダンの三男であり、四男にあたるエリアス・ジダン(17歳)もレアル・マドリードの下部組織に所属している。過去には長男のエンツォ・ジダン、次男のルカ・ジダンがレアル・マドリードでトップデビューを果たしたものの、両者ともポジション争いに敗れクラブからの退団を余儀なくされた。

レアル・マドリードは現在、中盤に多くの負傷者を抱えており、オーレリアン・チュアメ二、エドゥアルド・カマヴィンガは年内での復帰の可能性は低いと見られており、そして11月26日に行われたカディス戦にて負傷交代でピッチを退いたルカ・モドリッチは大事をとってナポリ戦の招集メンバーから外れている。

カルロ・アンチェロッティ監督はナポリ戦の前日記者会見にて、「私はカスティージャの選手に信頼を置いているし、ラウールの仕事ぶりにも感銘を受けている」とし、カスティージャについて評価していることを明かしたものの、テオのナポリ戦でのプレータイムについて明言することはなかった。

現状多くの負傷者を抱えているとは言え、カディス戦ではMFダニ・セバージョスが約1ヶ月ぶりに戦線復帰するなど、ナポリ戦でテオがスタメンとして出場する可能性は低いと言えそうだ。しかし、すでにマドリードはCLでグループステージ突破を決めており、南米予選帰りで疲労の蓄積が心配されるフェデリコ・バルベルデらの交代策として、アンチェロティ監督のプランに入っている可能性は十分に考えられそうだ。

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