県内強風 白山で信号機倒れる

強風で鉄柱が倒れ、地面に置かれた歩行者用信号機=28日午後、白山市倉光5丁目

  ●瞬間風速羽咋30.3メートル

 石川県内は28日、寒冷前線の影響で風が強く、雷を伴った雨が降る荒れた天気となった。最大瞬間風速は羽咋で11月の観測史上最大となる30.3メートルを観測し、かほくで24.9メートル、金沢で22.5メートルとなった。

 午後1時40分ごろ、白山市倉光5丁目の総合運動公園交差点で、歩行者用信号機が倒れていると通行人から通報があった。けが人はいなかった。29日朝までに復旧する見込み。

 白山署によると、信号機は30年以上前に設置され、高さ3メートルほどの鉄柱に取り付けられていたが、根元がさびており、強風で倒れた可能性がある。

 金沢地方気象台によると、県内は29日にかけて大気の状態が不安定となり、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意が必要となる。予想される波の高さは加賀、能登ともに5メートルとなる。

 中日本高速道路は北陸自動車道加賀―丸岡インターチェンジ(IC)で30日夜、降雪が予想されるとして冬用タイヤ装着やタイヤチェーン携行を呼び掛けた。

  ●イチョウ落葉、平年より5日遅く

 金沢地方気象台は28日、イチョウの落葉を観測したと発表した。平年より5日、昨年より14日いずれも遅かった。

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