茨城アストロプラネッツ2人、中日と仮契約 土生「最優秀中継ぎに」 日渡「子どもたちに夢を」

中日と仮契約を結んだ茨城APの土生翔太投手(右)と日渡騰輝捕手=笠間市笠間

プロ野球ドラフト会議で中日から5位指名を受けた茨城アストロプラネッツ(AP)の土生翔太投手(22)=181センチ、92キロ、神奈川県出身=と、育成1位の日渡騰輝捕手(19)=173センチ、89キロ、茨城県龍ケ崎市、霞ケ浦高出身=は28日、同県笠間市の笠間稲荷神社稲光閣で球団と仮契約を結んだ。今後の目標について土生は「浅尾拓也さん(現2軍投手コーチ)のような最優秀中継ぎ投手」、日渡は「まず支配下登録に入り、1軍で毎試合スタメン出場」と意気込みを語った。

土生の契約金は3500万円、年俸は720万円。日渡は支度金300万円、年俸は300万円(金額は推定)。

土生は最速154キロの力強い直球を生かし、相手を追い込み三振を取れる投球が持ち味。音重鎮(おとしげき)アマスカウトチーフは「まずは短い登板をしっかり投げてもらえれば」と期待を寄せた。強肩と打撃が持ち味の日渡には「身体的な部分は評価している。今後は全体的に技術レベルを上げてほしい」とエールを送った。

土生は会見で茨城APのファンに向け「皆さんのおかげで今の自分がある。今後も応援してもらえるように頑張りたい」と話し、茨城県出身の日渡は「茨城の子どもたちに夢を与えられるような活躍をしたい」と成長を誓った。

入団発表は12月中旬、球団本拠地のある名古屋市で行われ、背番号などが発表される。

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