三保地区PFAS検出問題 来月にも工場側が浄化装置を稼働 27日付で三者連絡会を設立 静岡市

有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが静岡市清水区の化学工場周辺で検出された問題で、工場側が12月中旬にも、浄化装置を稼働させることがわかりました。

PFASを巡っては、静岡市の調査で「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」の周辺の水路や井戸水から、国の暫定指針値を超える濃度が検出されました。

静岡市によりますと、27日付けで市と「三井・ケマーズフロロプロダクツ」、三保地区連合自治会の三者連絡会を設立。

24日には、三者による準備会が非公開で開かれました。

その中で工場側は工場排水のPFAS濃度を下げるための浄化装置を設置し、12月中旬から稼働させる方針を示したということです。

市は今後、工場側に地下水への対策も求めるほか、水質調査を継続し、経過を見ていきたいとしています。

連絡会の座長は市が務め、今後正確な情報共有をする他、適切な対応について検討していくということです。

© 静岡朝日テレビ