ロシア総主教、プーチン氏支持 正教会、侵攻で関係深化

28日、モスクワのクレムリンで開かれた会議で演説するロシア正教会のキリル総主教(タス=共同)

 ロシア正教会最高位のキリル総主教は28日、モスクワで開かれた会議で演説し、プーチン大統領が国家発展のための職務を続けるよう期待を示した。タス通信などが伝えた。来年3月の大統領選で立候補が確実視されているプーチン氏への事実上の支持表明とみられる。

 プーチン氏も南部ソチからオンラインで会議に参加し、ウクライナ侵攻に参加する軍人や家族への正教会による支援に謝意を表明した。侵攻を通じた政権と正教会の一層の緊密化が示された。

 会議はロシアの伝統的価値観の維持を目的に正教会などが主導して開催した。(共同)

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