4人で同居、車で犯行…空き家に侵入し窃盗、容疑の外国籍の男4人を再逮捕 10月、不法残留容疑などで逮捕

埼玉県警本部=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県警捜査3課と春日部署、岩槻署、吉川署の合同捜査班は27日、邸宅侵入と窃盗の疑いで、いずれもベトナム国籍の春日部市小渕、無職の男(38)ら男4人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀の上、9月24日午後7時ごろから翌25日午後1時ごろまでの間、桶川市倉田地内の民家に侵入し、現金約8千円と指輪6個(計15万円相当)を窃取した疑い。県警は共犯事件を理由に認否を明らかにしていない。

 捜査3課によると、男4人は春日部市内のマンションに同居していた。一軒家や空き家を狙い、車両で移動して犯行を繰り返していたとみられる。防犯カメラなどの精査から、春日部市内で不審車両が出入りしているマンションを発見。4人のうち1人を旅券不携帯、残り3人は不法残留の疑いで10月25日に現行犯逮捕していた。

 9月25日、男性(73)から「空き家を確認したら現金が盗まれていた」と110番を受け捜査していた。今年1月以降、県東部で空き家を狙った窃盗事件が、8月ごろからは春日部署管内でも同様の事件が散発しており、県警は余罪の有無を捜査している。

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