盗撮の警部補、罰金50万円 宮城県警、処分発表せず

宮城県警察本部

 仙台市内で8月、女性のスカートの中を撮影したとして、仙台簡裁が性的姿態撮影処罰法違反(撮影)罪で、当時宮城県警交通規制課の警部補だった男(51)に罰金50万円の略式命令を出していたことが29日、分かった。28日付。県警は10月に男を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とし、男は依願退職したが、県警は処分内容や経緯を発表していない。

 捜査関係者によると、8月29日、JR仙台駅周辺で、スマートフォンを使い女性のスカート内を撮影したとされる。目撃者が取り押さえ、近くの交番に引き渡した。事実関係を認めているという。

 県警は10月5日に男を書類送検し、その後仙台区検が略式起訴した。

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