阪神戦力外の高山俊の去就の行方は？

10月3日に共に戦力外通告を受け、現役続行を希望していた北條史也が社会人野球の三菱重工ＷＥＳＴに入団することが決まり、高山俊の去就の行方にさらに注目が集まっている。

板山祐太郎、山本泰寛が中日ドラゴンズ入りを決め、北條史也も社会人野球での現役続行となり、高山俊は果たしてどのような形で現役続行となるのか。

高山俊がトライアウトで躍動

戦力外となった選手らを対象にした12球団合同トライアウトが11月15日、千葉県鎌ケ谷市の日本ハム鎌ケ谷球場で行われ、参加者59人の中で、高山俊が一際大きな歓声を浴びた。

第1打席では、ソフトバンク・岡本直也との対戦し、カウント1ボール1ストライクから、内角寄りのストレートを捉え、右中間を深々と破るツーベースヒットを放ち、シート打撃参加野手で、最初の安打を記録した。

さらに、第3打席、ヤクルト・山川晃司の148kmストレートをライト前に運ぶヒットを放ち、マルチヒットを記録。次打者の5球目には二盗を成功させ、衰えのない俊足も披露した。

もう失うものもない、悔しがっててもしょうがないとプライドを捨て集中して臨んだトライアウトで、関西から駆けつけた熱心な阪神タイガースファンが応援歌を熱唱する中、シート打撃形式での実戦では2安打2四球1盗塁と結果を残したが、高山俊の獲得を目指す球団はあるのか。

高山俊の第一志望は既存11球団でのプレーだが、巨人など他球団に獲得の動きはなく、来シーズンから日本野球機構（ＮＰＢ）に参入し、2軍のみで活動する新潟オイシックス新潟アルビレックスＢＣからオファーが届いているようだ。

一度戦力外という形になったが、またプロ野球選手目指してやりたいと意気込む高山俊が来シーズンどこでプレーするのか注目だ。