警察犬になるための審査会 43頭が訓練の能力を発揮

 犯人の捜索など事件や事故の解決に協力する警察犬になるための審査会が、28日に上三川町で開かれました。

 この審査会は、事件などの捜査に1年間協力してもらう嘱託の警察犬を決めるもので、毎年この時期に栃木県警察本部が開いています。この日は、指導士11人と、シェパードなど4種43頭が参加しました。

 足跡をたどったり、においをかぎ分ける能力が高い犬をそれぞれ選ぶため、3つの種目で審査を行いました。

 「足跡追及」では、芝生の上に残る犯人のにおいを追いながら、途中で紙切れや割りばしなど遺留品を探していきました。

 県警鑑識課によりますと、県内での警察犬の出動は、去年(2022年)44件ありましたが、今年(2023年)は10月末までに49件と、去年を上回り増加しています。そのほとんどが、高齢者などの行方不明者の捜索ということです。

 合格した犬は、来年(2024年)1月1日から1年間警察犬として働きます。

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