【チャンピオンズC/人気傾向】セラフィックコールに“連対率66.7%”データ浮上 連対1頭は上位人気も妙味

12月3日に中京競馬場で行われる第24回チャンピオンズC(GI、ダ1800m)のデータを紹介する。

今年は、フェブラリーS覇者で南部杯を圧勝したレモンポップ、JBCクラシック組からは2着馬のノットゥルノはじめ、テーオーケインズメイショウハリオが巻き返しを図り、破竹の無敗5連勝でみやこSを制したダート界の新星・セラフィックコールらが集結した。

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■連対1頭は1~3人気もオッズ割れ妙味あり

2014年以降、1番人気【2.3.0.4】、2番人気【2.0.0.7】、3番人気【1.3.3.2】で、GIにしては上位人気が信用しづらい成績。上位人気が安定しないのはオッズにも反映されており、単勝オッズ3~5倍後半くらいで人気が割れる年が多いためである。とは言え、1~3番人気以内は【5.6.3.13】複勝率51.9%で例年最低1頭は好走。なかでも3番人気がもっとも安定感のある成績で、馬券外2回のうち1回が4着と大崩れがない。

上位人気のうち、JBCクラシックで2着以下に負けた馬は【2.1.1.3】連対率42.9%をマーク。JBCクラシックで負けたものの、ここで人気を落とさないようであれば信頼してもいい。前走同レース3着だったテーオーケインズは好走圏内か。

また、前走がGIおよびJpnI以外の重賞で勝った馬は【2.2.1.1】連対率66.7%を記録していた。前哨戦で勝った馬がGI舞台でも人気に推されるようなら、JBCクラシック組よりも信頼できる傾向だ。古豪たちが衰えを見せ始めている時期、無傷5連勝中で上位人気が予想されるセラフィックコールが通用する可能性は十分。

4~9番人気の伏兵を見てみると、前走地方重賞組が【3.1.2.13】複勝率31.6%と狙える数字に。さらに4歳馬以外に限定すると【2.1.2.7】複勝率41.7%へと上がった。4歳馬が不振傾向にある裏には、前走のJBCクラシックや南部杯が大目標で調整され、そこで結果を出したことにより、チャンピオンズCではお釣りが残っていなかったためと推測できる。2022年のシャマルは夏から使われて南部杯を3着しチャンピオンズCは5着、19年のJBCクラシックをワンツーしたチュウワウィザードとオメガパフュームは次走チャンピオンズCで揃って馬券外に沈んでいるのがいい例だ。

過去10年で1+2+3番人気の組み合わせは1回、1+2番人気は0回、1+3番人気は2回、2+3番人気は1回と、上位人気が複数馬券に絡むことは少ない傾向。しかしながら、連対馬のうち少なくとも1頭は1~3番人気以内なので、軸は人気サイドから選んだ方が賢明だろう。

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文●SPREAD編集部

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