「非常にネガティブな夜」ホームで痛恨黒星のミラン…ピオリ監督も落胆隠さず「チャンスを活かすべきだった」

CLで崖っぷちに追い込まれたステファノ・ピオリ監督[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での敗戦に肩を落とした。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

28日にドルトムントとのCLグループF第5節に臨んだミラン。前節ようやく初勝利を挙げて決勝トーナメント進出の可能性を残したが、ホームで迎えたこの試合は開始早々に得たPKをFWオリヴィエ・ジルーが決めきれず、逆にPKから失点する苦しい展開に。それでも、37分にFWサムエル・チュクウェゼのゴールで同点としたが、後半はDFマリック・チャウが負傷交代したこともあり守備が持ちこたえられず、2失点を喫して1-3で敗れた。

この結果、自力でのグループステージ突破の可能性が消滅したピオリ監督はパフォーマンスに落胆しており、相次ぐ負傷者の発生についても嘆いている。

「非常にネガティブな夜だった。チャンスはあったが、勢いをもたらすことができずに負けてしまったのだから。一度リードすると、相手はやりたいことをやっていたと思う。1-2となるまではフェアな試合で、我々はチャンスを活かすべきだったのだ。1-2となってからは守備がうまくいかず、チャウの負傷もあって苦戦した」

「決定的な場面でのクオリティが低かったと思う。チームは多くを生み出していたが、先制できたはずのチャンスを活せなかった。その後は容赦ないチーム相手に苦戦してしまったね。レベルの高い試合では、こうしたことが起こり得る」

「我々が抱える負傷者の問題は単純ではない。同じポジションに多くのケガ人がおり、状況を懸念している。それでも、我々はこの瞬間を乗り越えるため、大きな意欲を持って取り組んでいるところだ」

「次のラウンドに進めるかどうかは、もはや我々次第ではなくなった。それでも、(最終節の)ニューカッスル戦に勝たなければならない。それからどうなるかわかるだろう」

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