ジャイアンツは大谷&山本が最優先 移籍市場で最も注目のチーム

今季までパドレスで指揮を執っていたボブ・メルビンを新監督に迎えたジャイアンツは、今オフの移籍市場でチームの看板となるスーパースターを獲得することを最重要課題に掲げている。そんななか、ジャイアンツは獲得を狙う最重要ターゲットを2人に絞り込んでいるようだ。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は「ジャイアンツにとって、大谷翔平と山本由伸が最優先だ。ほかのどんな選択肢よりも優先される」とリポート。また、モロシ記者は「ウィンター・ミーティングで注目すべきチーム」にジャイアンツを挙げている。

ジャイアンツはメジャー最多の107勝を記録してドジャースからナ・リーグ西地区の覇権を奪取した2021年シーズンを最後に名捕手バスター・ポージーが引退。チームの看板とも言えるスーパースターが不在となってしまった。5年間で3度のワールドシリーズ制覇を成し遂げた黄金期を支えた主力選手たちの契約が次々に終了してペイロールには余裕があるため、昨オフはアーロン・ジャッジの獲得を目指したものの、ジャッジはヤンキースと再契約。次にカルロス・コレアの獲得に動いたが、コレアが身体検査をパスできなかったため、ジャイアンツは獲得を見送った。結局、昨オフはスター選手の獲得に失敗。今季は79勝83敗で地区4位に終わった。

そんな現状を打破すべく、ジャイアンツは十分な補強資金を用意してFA市場に「全力投球」するつもりであることが報じられている。そして、ジャイアンツが最優先で獲得を狙うのは大谷と山本という日本人2選手。今季のジャイアンツはデータサイト「ベースボール・リファレンス」が算出する総合指標WARが3を超えた選手がサイ・ヤング賞投票で2位にランクインしたローガン・ウェブ(5.5)しかおらず、打線の中心として大谷、ウェブを支える先発2番手として山本を是が非でも手に入れたいところだろう。

なお、ジャイアンツは大谷獲得を逃した場合、打者補強のターゲットをコディ・ベリンジャーに変更するとみられる。また、大谷獲得に失敗した場合は、大谷資金を山本に投入し、何としてでも山本を手に入れることを予想する関係者もいる。球界関係者が一堂に会するウィンター・ミーティングの開催は来週に迫っているが、潤沢な補強資金で大物獲得を目指すジャイアンツがどんな動きを見せるか注目される。

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