東証、午前終値は3万3450円 一進一退、200円超下落後上昇

東京証券取引所

 29日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が一進一退の展開となった。外国為替相場の円高ドル安進行を嫌気した売り注文と、前日の米国株高を好感した買い注文が交錯した。朝方に下げ幅が200円を超えた後、次第に買い戻された。

 午前終値は前日終値比41円93銭高の3万3450円32銭。東証株価指数(TOPIX)は5.88ポイント安の2370.83。

 円相場が一時1ドル=146円台を付け、輸出関連企業の業績を下押しするとの見方が広がった。朝方は自動車株の一角を中心に売り注文が優勢となった。

 一方、前日の米国市場で主要な株価指数がそろって上昇したことは相場の支えになった。

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