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11月28日、ロードレース世界選手権MotoGPクラスの2024年シーズンに向けたバレンシア公式テストがスペインのリカルド・トルモ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は計63周をこなした。
2023年シーズン最終戦となる第20戦バレンシアGPが行われたのち、同地では引き続きバレンシア公式テストが開催された。現地時間の午前10時からスタートして、午後17時までの計7時間に渡って各ライダー達が2024年シーズンに向けたテストに取り組んでいた。
ホンダは、シャシーやエキゾースト、空力パーツ等の新パーツを導入したプロトタイプのマシンを用意していた。中上は開始から50分ほどでコースインを始め、テストを開始。セッション中の自己ベストは1分30秒976の21番手となったが、テスト中は計63周をこなして多くのデータを収集していた。
中上は好感触を感じていたようだが、改善の余地は十分にあるとのこと。2023年は1年を通して苦戦が続くシーズンとなったが、来シーズンは少しでも良い兆しを見せることができるだろうか。2024年の2月6~8日にセパン・インターナショナル・サーキットで行われるテストに向け、データの分析に努めていく。
■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶
「プロトバイクをテストしましたが、数周走っただけにもかかわらず、フィーリングはかなりポジティブで、次シーズンに向けての可能性があることを実感しました。作業を続けていくことで2024年をより良い年になるはずです」
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