トヨタ自動車が29日発表した10月の世界生産台数は、前年同月比16.7％増の90万285台、世界販売台数は7.0％増の89万241台となり、いずれも10月として過去最高を更新した。北米や欧州を中心とした堅調な需要で、生産、販売ともに伸びた。仕入れ先で発生した爆発事故で、国内8工場13ラインの稼働が一時停止したが、影響は限定的だったとみられる。
世界生産が前年同月を上回ったのは10カ月連続。海外生産は8.7％増の61万7590台だった。需要が堅調だったことに加え、北米で半導体不足が緩和し、単月として過去最高を記録した。国内生産は39.2％増の28万2695台だった。
