上官をどう喝、部下に「くそ」 50代1等空曹を停職2日、空自入間基地が懲戒処分 「パワハラ認識なかった」

航空自衛隊・入間基地

 航空自衛隊入間基地は28日、上官や部下の隊員に対し暴言を発したりパワハラを行ったりしたとして、第4補給処の50代の男性1等空曹を停職2日の懲戒処分にしたと発表した。

 同基地によると男性1等空曹は2022年4月25日、第4補給処の事務室で、男性上官が業務上の情報を伝えていなかったことに対し「つぶしに来るなら、こっちがつぶすからな」と暴言を発し、一方的にどう喝したとされる。

 また同僚と話をしていた部下の隊員に対し「くそ」や「ストレスになるわ毎日」と言うなど、日常的に暴言を伴う高圧的な指導を行うなどして精神的な苦痛を与えたとされる。

 男性1等空曹は「パワハラに該当する認識がなく、暴言などについてはやや軽く考えていた」と説明しているという。

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