移転方針の宮城県立精神医療センター修繕費を含む補正予算案を提出 宮城県議会

宮城県は、4病院再編構想の対象の1つである名取市の県立精神医療センターについて、当面の修繕費を盛り込んだ補正予算案を29日に県議会に提出しました。

県の4病院再編構想では、名取市の県立精神医療センターは富谷市に移して東北労災病院と合築する方針です。

村井知事は29日の県議会で「4病院の再編は必要」と訴えた上で、老朽化が進む精神医療センターの当面の雨漏り対策費用2億1300万円を盛り込んだ補正予算案について次のように説明しました。

村井知事「県立精神医療センターに関しては、再編が実現するまでの期間があることを考慮し、今回の補正予算案に老朽化が著しい施設の緊急修繕に要する経費を盛り込むことと致しました」

県議会は12月6日から一般質問が始まり、4病院再編構想そのものの是非を含め論戦が交わされる見込みです。

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