第58回岡山県文学選奨の表彰式が29日、県庁であり、最優秀の入選と次点の佳作に輝いた6人に賞状と賞金が贈られた。
入選は、川柳の船越洋行さん（78）＝本名・船越洋之、岡山市北区▽俳句の小林美鈴さん（74）＝赤磐市▽短歌の渡辺泰明さん（44）＝岡山市北区―の3人。佳作は小説B（短編）、随筆、現代詩から各1人が選ばれた。
伊原木隆太知事が一人一人に賞状と賞金の目録を手渡し「芸術作品は心を豊かにし、地域を元気にする。県民文化の向上にさらなる力添えをいただきたい」とたたえた。受賞者を代表して渡辺さんが「今後も感謝の気持ちを持って短歌を作りたい」と述べた。
今回は県内の9～100歳から計362点の応募があった。準佳作を含む39点は来年3月末に発行予定の作品集「岡山の文学」に収録される。
