再開発ビル駐車場棟の営業開始 岡山駅前、複合施設は26年開業

 JR岡山駅東口、岡山市北区駅前町1丁目地区で建設されている再開発ビルの駐車場棟が完成し29日、駐車場の営業が始まった。分譲マンション、ホテルと合わせた3棟で構成する複合施設を、同地区の地権者らでつくる市街地再開発組合が整備しており、2026年中の全面オープンを目指す。

 駐車場棟は鉄骨7階延べ約1万6500平方メートルで、3~7階と屋上に計506台分を確保した。1、2階にはパチンコ店などが入る。

 駐車場は、穴吹ハウジングサービス(高松市)が運営し、年中無休で24時間営業する。料金は、午前8時~午後8時が20分100円(最大1500円)、午後8時~翌午前8時が1時間100円(最大500円)。現金、クレジットカードに加え、来年2月以降は電子マネーやQRコードでの支払いにも対応する。ビックカメラ岡山駅前店、イオンモール岡山など近隣の商業施設と提携している。

 再開発エリアは、映画館「岡山メルパ」などがあった約1万4千平方メートルの区域で、西は市役所筋、南は岡山駅前商店街に面する。駐車場棟の西では、住宅棟(地上31階地下2階、422戸)の建設が始まっており、26年3月に入居開始の見通し。その南では、来夏にもホテル棟(地上16階地下1階、約200室)が着工し、26年8月ごろ完成の予定。総事業費は約390億円の見込み。

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