都市ガスや火力発電の燃料に使うLNG=液化天然ガスの国内最大規模の貯蔵基地の操業50周年を記念する式典が11月29日、千葉県袖ケ浦市で開かれました。
1973年に操業を開始した「袖ケ浦LNG基地」は、東京ガスの都市ガスの輸送量の約4割を担う国内最大規模の主力基地で、ガスの貯蔵量は一般家庭約186万軒が1年間に使用する量に相当します。
基地の操業50周年を祝う式典では、城所秀樹所長がこれまでの協力への感謝を伝えると共に、「世界一のガス工場の名に恥じない運転管理を心がけていきたい」と挨拶し、来賓の袖ケ浦市の粕谷智浩市長などが、それぞれ祝辞を述べました。
都市ガスや火力発電に使われるLNGは海外からの輸入に依存していて、1割弱がロシア産となっています。
ウクライナ侵攻で安定調達への懸念が高まっていて、東京ガスでは「暮らしを支えるクリーンエネルギーLNGの安定供給につとめたい」としています。