蛍光ペンを部下の頭に当てたのは「パワハラ」 総務部長を事実上更迭 職員組合との団体交渉中に…本人は「責任者として深く反省」岐阜県

県と県職員組合の団体交渉の最中に、手に持っていた蛍光ペンを部下の頭に当てたとしてパワハラの内部調査を受けていた総務部長が、29日付で戒告処分を受け、新設されたポストに事実上更迭されました。

この問題は、11月22日に開かれた岐阜県と県職員組合との団体交渉の最中に出席していた尾鼻智(おばな・さとし)総務部長が部下の職員を呼び寄せ、耳打ちをした際に、職員の頭に手に持っていた蛍光ペンを1回当てたものです。

岐阜県では「部下に強い指導をした」との本人の申告に基づいて内部調査を始め、その行為をパワハラと断定し、29日付で尾鼻総務部長を戒告処分とすると共に、新しく設けられた「清流の国推進部参与」への事実上の更迭を発表しました。

岐阜県の聞き取りに対し、尾鼻総務部長は「パワハラ防止の責任者として深く反省している」と話したということです。今回のパワハラ問題ではこのほか二人の副知事が文書での厳重注意処分を受けています。

© CBCテレビ