「生きている間に核廃絶を」「笑顔で暮らせる未来を」 被爆者や高校生が集会で訴え 核兵器禁止条約 締約国会議開催中の米ニューヨーク国連本部前で

核兵器禁止条約の締約国会議が開かれているアメリカ・ニューヨークで、広島や長崎の被爆者や高校生らが核廃絶を訴えました。

国連本部前では28日、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンなどとともに被爆者団体のメンバーや高校生平和大使が集会を開き、核軍縮を求めました。

愛知県原水爆被災者の会 金本弘 理事長(広島で被爆)
「被爆者は高齢であと本当に少ししか生きることが出来ません。私たちが生きている間に核兵器を廃絶していただきたい。これが最大の願いです」

広島の高校生平和大使 尾崎心泉 さん
「この世から核兵器がなくなり、世界中の人々が笑顔で暮らせる未来を想像してください」

広島から訪れた広島県被団協の理事長らも加わり、アメリカなど核保有国のリーダーに、軍縮に向けた行動を直ちに起こすべきだと訴えました。

被爆者らは、12月1日までの核兵器禁止条約・締約国会議の期間中、イベントやフォーラムに参加して核兵器の悲惨さを訴えることにしています。

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