宇都宮の飲食店「弁当 田吾作」で食中毒 法事参列者向けの弁当食べた10人発症 調理従事者からもノロウイルス検出

 宇都宮市保健所は29日、同市今泉町の飲食店「弁当 田吾作」が提供した食品が原因で、ノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。同店に対して同日から3日間の営業停止を命令し、店内などの消毒や衛生教育を徹底するよう指導した。

 保健所によると、25日に同店が弁当を提供した20グループの中で、法事の参列者向けに提供した弁当を食べた1グループ14人のうち、14〜70歳の男女10人が下痢や発熱、嘔吐(おうと)などの症状を訴えた。全員快方に向かっている。発症者7人のほか、調理従事者1人からもノロウイルスが検出された。弁当には煮物やシューマイ、チキンステーキ、ウナギ飯などが入っていたという。

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