伊藤潤二氏の考える“恐怖”とは?外山圭一郎氏との20年ぶりとなる対談を収めた映像「Golden Hour」が公開

今回のゲストは、ホラー漫画の旗手である伊藤潤二氏。かつて外山氏が制作した「SIREN」発売時には雑誌での対談を行ったり、解析本「SIREN MANIACS」には伊藤氏の漫画「魔声」が掲載されたりと、これまでにも繋がりのあった二人だが、今回再び対談を行うのはじつに20年ぶりとなる。

伊藤氏の考える「恐怖」とは何か。ホラー創作において大切にしている点や代表作のエピソードなど伊藤ワールドの秘密を探るとともに、二人が影響を受けたホラー漫画の話題や、外山氏の好きな伊藤氏の怪作「首吊り気球」が生まれた発想など。漫画とゲーム、ジャンルは異なれども日常に潜む恐怖を描くという共通点のある二人のGolden Hourを楽しもう。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

■ゲストプロフィール

伊藤 潤二 - Junji Ito -

1963年7月31日、岐阜県中津川市で誕生。高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職を得るも、「月刊ハロウィン」(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図かずお氏に読んでもらいたい一念で投稿。1986年、投稿作「富江」で佳作受賞。本作がデビュー作となる。

その後、「道のない街」「首吊り気球」「双一」シリーズ、「死びとの恋わずらい」などの名作を生み出し、1998年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で「うずまき」の連載を開始。その後も「ギョ」や「潰談」など唯一無二の作品を発表し続ける。

世界で最も権威のある漫画賞のひとつである米国アイズナー賞にて、2019年に「伊藤潤二傑作集10巻 フランケンシュタイン」(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞したのを皮切りに、通算4度受賞の快挙を遂げる。2023年、仏国アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」、さらに米国サンディエゴ・コミコンでは「インクポット賞」を授与されるなど日本のみならず海外でも高い評価を得ている。

2024年4月27日より東京・世田谷文学館にて初の大型原画展が開催決定。以後全国での巡回を予定している。

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