国連総長、人道停戦訴え パレスチナ連帯デーで会合

29日、スイス・ジュネーブで声明を読むパレスチナ自治政府のクライシ駐ジュネーブ国連大使(共同)

 【ジュネーブ、ニューヨーク共同】国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)は「パレスチナ人民連帯国際デー」の29日、特別会合を開催した。グテレス事務総長は声明を寄せ「一致団結して、パレスチナ自治区ガザの占領と封鎖をなくすよう求めなければならない」と訴えた上で「長期的な人道停戦」を実現するよう呼びかけた。

 グテレス氏は「平和で安全な未来を築きたいというパレスチナの人々の願いに連帯して立ち上がろう」と表明した。会合では、パレスチナ自治政府のクライシ駐ジュネーブ国連大使が「私たちの目標は占領を終わらせ、自由と独立を獲得することだ」とのアッバス自治政府議長のメッセージを代読した。

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