「いちばんすきな花」4人の主人公に関わる存在“美鳥”役・田中麗奈。「共感していただける女性になっていると思う」

田中麗奈が、フジテレビ系連続ドラマ「いちばんすきな花」(木曜午後10:00)の本日11月30日・第8話から本格的に登場。4人の主人公たちが紡ぐ物語において、そのいずれともつながりを持つかもしれない、大きな鍵を握る存在・美鳥(みどり)役を演じ、木曜劇場初出演を果たす。

「いちばんすきな花」は、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う、潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)が主人公の、見る者の心を静かに揺さぶる新時代の“友情”の物語だ。4人はそれぞれの日常の中で、人間関係の問題に直面。そんな中で、巡り会い、“友情”と“愛情”というテーマに自然と向き合っていく。4人の俳優が主演を務める“クアトロ主演”という新しい形のオリジナルドラマで、フジテレビ系で2022年10月期に放送された「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久氏が再びタッグを組んでいる。

田中が演じているのは、ゆくえにとって“好きな人”とも表現されるほど大切な存在の志木美鳥。ゆくえが高校時代に通っていた塾の先生だったが、その後、東京・桜新町に移り住んでいた。その後、上京したゆくえが久しぶりに美鳥に会いに行こうと連絡した際には、北海道に引っ越してしまっており、謎に包まれた女性でもある。

また、“美鳥”という存在は、ゆくえだけでなく、椿や夜々、紅葉にとっても、忘れられない大切な人と同じ名前だったことも発覚。ゆくえの“みどりちゃん”が、紅葉がその人に会いに来るために最初に椿家を訪れた“高校の先生”、夜々が常々大好きと話していた“いとこのお姉ちゃん”とももしかしたら同一人物かもしれないという、視聴者の予想を超える展開にSNS上は話題沸騰。その真偽が第8話で明らかになる。

田中は、“美鳥”という役柄に関して「出演者の皆さまや、スタッフの皆さまが作られてきた4人それぞれの人物像に、『あー、分かる、分かる』と共感しながら見てこられた視聴者の方も多いかと思いますが、美鳥もまた『あ、そういうとこある!』と、共感していただける部分のある女性になっているかと思います」とコメント。「こういった形で出演するのは緊張もありますが、視聴者の皆さまにさらにドラマを楽しんでいただけるように、美鳥を演じていきたいと思います」と語っている。

ドラマを手掛ける村瀬プロデューサーは「ゆくえが第1話から何度も電話していた相手の“みどりちゃん”が終盤に差しかかった第7話のここに来て登場すると予想していた人は、きっといなかったのではないでしょうか。しかも、その“みどりちゃん”が、椿の家を買い戻そうとしている前の住人で、夜々が時々話していた“大好きないとこのお姉さん”で、紅葉がずっと話を聞いてほしいと願っていた“高校の先生”かもしれないというまさかの展開に、きっと皆さん、驚かれたことと思います」と話し、「そして、それぞれが語る姿が全くの別人に映っているなか、最後の最後に登場した“美鳥”。それが田中麗奈さんであったことで、放送直後のSNSは僕たちの予想をはるかに上回る盛り上がりとなりました。いつも人を殴っていて椿を恐れさせていた人で、夜々に将棋を教えてくれたぽわぽわした人で、紅葉の前でいつもイライラしていたけど的確にものを言う非常勤講師で、ゆくえにとっての憧れの存在である頭のいい塾講師…。もしかしたら、このすべてに当てはまるかもしれない美鳥を演じるのが田中さんであると分かった瞬間、『田中麗奈さんなら納得!』『すべてに当てはまる!』というコメントがたくさん、たくさん流れてきて、キャスティングをした僕としては、『やったぁ!!』の気持ちでした」と、反響の大きさに喜びを表した。

加えて、田中に対しては「これまで、シリアス、コメディー問わず多くの作品で印象的な役を演じてきた田中さんだからこそのリアクションだと思います。しかも、連続ドラマへの出演が決して多くない彼女は、ミステリアスな魅力にもあふれています。たったワンカット顔が映っただけで、『いちばんすきな花』の世界観にぴったりという声も多数いただきました。僕自身が感じていたこと、田中さんをキャスティングした理由のすべてが、放送直後のSNSのタイムライン上にあふれていました。こんなにうれしいことはありません」と、興奮気味に振り返る。

さらに「プロデューサーの自分と、見てくださっている視聴者の皆さんの思いが同じだったと分かり、うれしくて、うれしくて、たまらない気持ちになりました。皆さんが言ってくださる通りです。ここに来て『すき花』の世界に登場して、しかも、この後の物語で重要な役割を果たす美鳥を演じてもらえるのは、田中さんしかいなかったと思っています。このプレッシャーのかかる難しい役のオファーを受けてくださった田中さんには、感謝しかありません。田中さんと4人の主人公たちとの間で描かれていく、ここからの物語に、ご注目いただければと思います。最終回まで、ひと時も目を離さずにじっくり、ゆっくりと見守っていただけたらうれしいです」と熱く呼び掛けている。

第8話。春木家からの帰り道、ゆくえのスマートフォンに美鳥から着信が入る。一方、紅葉は高校の友人に「“小花”美鳥の近況を知っている?」とLINEをしてみたが、 「誰だっけ?」とつれない返信が来る。夜々も実家の両親に電話で美鳥のことを聞いてみるも、近況は知らないと言われてしまう。椿も仕事帰りに実家に寄り、家族に聞いてみるのだが、母・鈴子(美保純)も弟・楓(一ノ瀬颯)も、転校した後の “志木美鳥”には心当たりがない様子を見せる。

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