いいにくの日、能登牛丼給食 能登町の小中、保育所

能登牛を使った牛丼を味わう生徒=能登町小木中

 能登牛(うし)の県内最大の産地である能登町の全9小中学校と全6保育所で29日、能登牛を使った牛丼が給食で提供され、子どもたちと教職員約1260人がふるさとの味覚を堪能した。

 11月29日の「いい肉の日」に合わせ、3年目を迎えた。町内産の能登牛のもも肉92キロ、ひゃくまん穀(ごく)120キロ、タマネギ102キロを用いた。もも肉は高品質の能登牛プレミアムという。

 小木中では大森凡世町長や能登牛生産者協議会の平林将会長らが訪れ、全校生徒31人と味わった。1年の紺谷愛美さんは「家でも能登牛をたくさん食べたい」と笑顔で話した。

 昨年度出荷された能登牛1357頭のうち、865頭は能登町で生産された。

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