兼六園、紅葉のじゅうたん

「紅葉のじゅうたん」の中を散策する観光客=兼六園

 29日の石川県内は冬型の気圧配置が続き、寒い一日となった。日中の最高気温は金沢11.5度、輪島8.0度と各地で10度前後までしか上がらず、12月上旬から中旬並みの冷え込みとなった。最大瞬間風速は羽咋で23.7メートルを記録するなど強い風が吹いた。

 兼六園では、山崎山の周辺が落ち葉でオレンジや赤色に染まり、観光客がしっとりとぬれた「紅葉のじゅうたん」の間を散策しながら晩秋の景色を楽しんだ。

  ●30日は雨 山地では雪

 金沢地方気象台によると、県内は30日昼前にかけて大気の状態が非常に不安定となり、雨や山地では雪が降る見通し。29日午後6時からの24時間降水量は多い所で加賀60ミリ、能登50ミリと予想され、気象台は土砂災害に注意するよう呼び掛けている。

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