接続、県道土浦境線が最適 茨城・土浦スマートIC準備会

土浦スマートIC(仮称)の設置に向けた第1回準備会であいさつする土浦市の安藤真理子市長(奥左)=同市役所

茨城県土浦市の常磐自動車道に計画している土浦スマートインターチェンジ(IC、仮称)が新設候補地に選ばれたのを受け、同市や国土交通省、県などは29日、市役所で設置に向けた第1回準備会を開いた。設置場所について市は、常磐道と交差する県道土浦境線(土浦学園線)への接続を最適案として検討を進めると報告した。

市は桜土浦-土浦北ICの中間地点に土浦スマートICを設置しようと、2020年度に調査に着手した。市都市計画課によると、設置場所を巡り県道土浦境線や県道土浦大曽根線を候補として比較検討した結果、土浦境線の方が整備効果が上がると判断した。同線は同市と同県つくば市を結ぶ4車線の幹線道路で、交通量が多い。設置により国道や中心市街地の渋滞解消、交流人口の増加、企業誘致促進などを見込む。開通目標時期は未定。

会合は冒頭を除いて非公開とされた。安藤真理子市長は「市の最重要事業の一つと考えている。一日も早い実現に向け、より整備効果が見込めるICになるよう検討を進めたい」と話した。国交省の佐近裕之常陸河川国道事務所長は「整備には、皆さんの理解と協力が必要。県南部の地域活性化に大きく寄与すると期待される」とあいさつした。

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