インテルは29日、チャンピオンズリーグ(CL)グループD第5節でベンフィカとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。
ザルツブルクに連勝としてグループステージ突破を決めた2位インテル(勝ち点10)は、3日前にユベントスとセリエA首位攻防戦を戦った中、控え主体のメンバーで臨んだ。
ここまで全敗のベンフィカに対し、アルナウトビッチとサンチェスの2トップで臨んだインテルは立ち上がりから圧力を受けると開始5分に先制される。
テングシュテットのヘッドでの落としからジョアン・マリオに決められた。直後はオフサイド判定となったもののVARでゴールが認められた。
さらに13分、テングシュテットにボックス右からクロスを入れられた流れからジョアン・マリオにネットを揺らされリードを広げられてしまう。
控え主体で厳しいインテルは26分、フラッテージのスルーパスでGKと一対一となったアルナウトビッチが好機を迎えるもシュートはトルビンに阻まれる。すると34分、ジョアン・マリオにハットトリックを許す。テングシュテットの右クロスを押し込まれた。
ジョアン・マリオの恩返しハットを食らったインテルは迎えた後半、開始6分に1点を返す。CKの流れからビセックのヘディングシュートが流れたところをゴールエリア左に詰めたアルナウトビッチが押し込んだ。
さらに58分、1点差に詰め寄る。スローインの流れからアチェルビの左クロスをフラッテージがボレーで蹴り込んだ。
68分にテュラムやバレッラら3枚替えを敢行し、ギアをさらに上げるインテルは直後にPKを獲得。ロングカウンターの流れからボックス左で仕掛けたテュラムがファウルを貰った。このPKをサンチェスが決め、3点差を追いついた。
終盤、ラウタロを投入して大逆転を目指したインテルは、86分にアントニオ・シウバが退場して数的優位となるも4点目は生まれず3-3でタイムアップ。
最終節、11ポイントで並ぶソシエダと首位通過を懸けて激突することになった。