水曜日のカンパネラ、「LET’S PARTY 4」ファイナル公演を台北にて開催!続くは3月武道館公演!

水曜日のカンパネラが11月28日(火)、台北・Legacy Taipei傳 音樂展演空間にて、〈RELEASE PARTY~LET’S PARTY 4~〉を開催した。

本公演は、デジタルシングル「聖徳太子」のリリースパーティーとして11月4日(土)福岡公演を皮切りに開始、国内4都市・アジア4都市(北京・上海・広州・台北)計8都市を巡回したツアーの締めくくりとなる。

詩羽が2代目主演/歌唱に就任以来4回目、アジアでの複数都市ツアーは、詩羽体制になってから初の開催。

台北という、異国の地に1人でステージに立つ詩羽は格別に頼もしく、観客と言葉でのコミュニケーションを取ることが難しい中、持ち前のバイブスで、詩羽なりに愛を伝える姿が印象的な公演となった。

開場時間を過ぎ、徐々に賑わい出す会場で、定刻ぴったりに照明が落ち、歓声が上がる。

1曲目は「金剛力士像」。

客席後方から詩羽がライトに照らされて登場、ステージを見つめて詩羽の登場を待っていた観客達は、驚きながら後ろを振り向く。

花吹雪に包まれながら観客の間を縫ってステージへと向かう詩羽の様子を、間近で見ることができるのが醍醐味だ。

力士像の映像がステージ後方に映る手前で堂々と歌い上げると、間髪入れず「アリス」に続ける、詩羽。

前曲の妖艶な雰囲気とは打って変わり、一気に詩羽の笑顔が弾け、曲の雰囲気にしっかり入り込み、サビでは、会場が一体となって手を叩き体を揺らした。

続く「バッキンガム」のイントロが流れるや、大きな歓声が響く。詩羽体制になって初のシングル2曲が続き、ファンも胸が熱くなったのか。

「ヘイ!ヘイ!」と詩羽が声を出すと、客席から何倍もの声量が返ってきて、リズムに合わせた手振りや声出しが弾ける1曲となった。

「こんにちは! 水曜日のカンパネラの詩羽です! よろしくお願いします!」
と現地の言葉で挨拶する詩羽。

「外国語は話せないが、バイブスで私たちは通じ合っている」
と、つたないながらも英語で伝え、MC後に控える「ディアブロ」のコールアンドレスポンスの練習を念入りに行うが、実際に曲が始まってみれば、完璧なレスポンスが声高く響き、さらに会場の雰囲気が熱くなる。

続く「シャドウ」は、高速道路を走り、忍びの里に向かうという楽曲で、後ろにはひたすら車道を走る映像が映し出されていた。

水曜日のカンパネラのパフォーマンスはただステージの上で歌うだけではとまらない。

アウトロで勢い良くステージを飛び出すと、客席中央に立てられた脚立に登り、「モヤイ」に移る。

MCに入ると、詩羽が水を飲むだけで歓声が上がり、会場がさらに暖まってきていることが分かる。

「会えて嬉しい」と伝える詩羽に、観客の笑顔が溢れていた。

photo by 横山マサト

続く「鍋奉行」では、詩羽を中心に観客が拳を上に突き上げる。

曲が終わりステージに走り戻ると「赤ずきん」のイントロが流れ、ステージ袖から可愛らしいパジャマ姿で布団を持ったオオカミが登場。童話の「赤ずきん」を元に作られた楽曲で、コミカルでキュートな演出が見どころだ。

「卑弥呼」に入ると同時に、鳴り響く観客の手拍子。重めのビートに合わせて身体を揺らす詩羽の姿が観客を更に引き込ませていくようだ。

ここでまたMCに入り、リリースパーティーで定番化されていた、「かわ?」と詩羽が呼びかけ、観客が「いー!」と叫ぶコールアンドレスポンス。

前日、夜市のUFOキャッチャーでゲットしたというアヒルのぬいぐるみを腰に付けていることをアピール、「グワグワ」と名前をつけたことを明かし、その「グワグワ」にしっかりと自分のファンを紹介する詩羽。

「織姫」では観客がスマートフォンのライトを点けて高々と掲げ、一丸となって天の川を体現。そして続くのは、今回のツアーの肝である新曲「聖徳太子」。アップテンポなファンクサウンドは観客がノりやすく、歌詞を口ずさむファンも見受けられた。

MCに入ると、「かわいい?」「楽しい?」という詩羽の問いかけに、大きな歓声を返す観客。

次に控えた「一寸法師」では、観客数名をステージ上へ招く演出が用意されており、詩羽がステージに上りたい人を募ると、ほぼ全員が手を挙げ、結果5名の観客が指されてステージへと上がった。

詩羽含めた6名はステージ上で小声で打ち合わせ、曲が始まると激しく飛んで踊り盛り上げ、エネルギー溢れる1曲となる。

「桃太郎」では、水曜日のカンパネラ名物・ウォーターボールに詩羽が入り、観客の上を転がる。

曲の終わりでステージに戻ろうとするも、客席の上で予想外の方向へ転がって、なかなかステージへ戻れないなどのプチハプニングも。

続くは、水曜日のカンパネラの夏の定番、「マーメイド」。そして「七福神」では、曲が始まると、歌詞のリズムに合わせた「フゥ フゥ」という完璧な掛け声が高く響く。

サビで、ウサギとオオカミに扮したダンサーが左右の袖から勢い良く登場、パラパラを踊り盛り上げる。

その後「エジソン」が始まると観客席は大合唱状態となり、詩羽も思わず観客席にマイクを向けていた。

腕の振り付けも欠かさず歌い踊る観客。詩羽が投げキッスをする度に熱い悲鳴が上がっていた。

締めの一曲「招き猫」が始まると、ステージ中央に大きなバルーン招き猫が運ばれてくる。

猫と戯れつつ、福を招き厄を払う象徴的な手の振り付けを観客と一体となって行う詩羽の様子は、多幸感に満ちていた。

パフォーマンスを終え、客席と一緒に記念撮影を行い、「ウォーアイニー! 愛してるよー!」と叫ぶと、今日一番の歓声を浴びながら、清々しい笑顔でステージを去っていった。

ライブを重ねるごとにどんどんアップデートされていくパフォーマンスの集大成を感じることができた、ツアーファイナルだった。

この台北公演にてリリースパーティーは幕を閉じたが、来年3月16日(土)には、詩羽体制になって以来、初となる日本武道館単独公演が控えている。

すでにチケットも一般発売されているので、是非チェックしてみてほしい。

photo by 横山マサト

■ツアー情報:
「日本武道館単独公演 ~METEOR SHOWER~」
日程:2024年3月16日(土)
時間:OPEN16:30/START17:30(予定)
会場:日本武道館 /センターステージ仕様
チケット(全席指定)=
一般:8,800円(税込)
学割:5,500円(税込) ※小学生~大学生
キッズ:2,200円(税込) ※3歳以上6歳未満
※年齢制限: 3歳以上有料、3歳未満は膝上鑑賞可(学割・キッズチケットをお買い求めの方は、当日入場時に身分証をご提示いただきます)
▽チケット:
ぴあ
e+
ローソン
主催:ATFIELD inc./ DISK GARAGE
企画制作:つばさレコーズ/ATFIELD inc.
後援:ワーナーミュージック・ジャパン
お問い合わせ:DISK GARAGE

☆「水曜日のカンパネラ RELEASE PARTY~LET’S PARTY4~」
※日本
11月04日(土) OPEN17:00/STAT18:00 福岡・DRUM LOGOS
11月08日(水) OPEN18:00/STAT19:00 愛知・名古屋DIAMOND HALL
11月15日(水) OPEN18:00/STAT19:00 東京・渋谷Spotify O-EAST
11月17日(金) OPEN18:00/STAT19:00 大阪・GORILLA HALL OSAKA
※北京
11月20日(月) 北京・Omni space
※上海
11月22日(水) 上海・MODERNSKY LAB
※広州
11月23日(木) 広州・音声共和
※台湾
11月28日(火) OPEN19:00/STAT20:00 台北・Legacy Taipei 傳 音樂展演空間

■リリース情報:
水曜日のカンパネラ
デジタルシングル
「聖徳太子」
2023年10月18日リリース
▽配信リンク:

▽Music Video:

■水曜日のカンパネラ プロフィール:
2013年からコムアイを主演歌唱とするユニットとして始動。メンバーはコムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の 3人だが、表に出るのは主演のコムアイのみとなっていた。2021年9月6日、コムアイが脱退、二代目として主演/歌唱担当に詩羽(うたは)が加入となり新体制での活動をスタートさせる。
2022年2月にリリースした「エジソン」のMVが解禁後、SNSを中心に話題となり再生回数は5400万回、ストリーミングの累積再生回数は1億回を突破。2023年10月18日(水)には新曲「聖徳太子」をデジタルリリースした。
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