【東京】鹿児島県屋久島沖で米空軍のCV22オスプレイが墜落した事故を巡り、自民党安全保障調査会の会長を務める小野寺五典元防衛相は30日午前、党本部の会合で、墜落時に左エンジンから出火していたとの目撃証言があることを踏まえ「機体に不備があることも予想される落下だ。日本政府には、安全性が確認されるまで飛行しないよう米側に申し入れていただきたい」と述べた。
小野寺氏は会合冒頭のあいさつで「陸上自衛隊がオスプレイを導入する際の評価で、事故率の低い安全な航空機ということを確認した」と強調。
その上で「部隊の安全な運用があってはじめて国を守ることになる。今回の事故をしっかり注視していくことが必要だ」との認識を示した。「（乗員の）ご家族らに心からお見舞いを申し上げたい」とも述べた。
在日米軍によると、墜落したオスプレイは定期的な訓練中だったという。
