経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数速報（2020年＝100、季節調整済み）は前月と比べて1.0％上昇し、104.6となった。上昇は2カ月連続。基調判断は「生産は一進一退」で据え置いた。
国内向けの軽乗用車などが好調だった。これまで低調に推移していた半導体メモリーも回復した。一方、今季は暖冬が見込まれることから、灯油の生産は例年より減少しているという。
業種別では、全15業種のうち電子部品・デバイス工業や自動車工業など10業種が上昇し、鉄鋼・非鉄金属工業など5業種で低下した。
先行きは11月が0.3％低下、12月は3.2％上昇を見込む。
