レッズがブルペン補強 エミリオ・パガンと2年1600万ドルで合意

先発、ブルペンを問わず投手陣の補強が課題となっているレッズがまずはブルペン補強に動いた。日本時間11月30日、MLB公式サイトが複数の関係者から得た情報によると、レッズはツインズからFAとなった救援右腕エミリオ・パガンと2年1600万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。年俸は各年800万ドルで、パガンには2024年シーズン終了後にオプトアウト(契約破棄)できる権利が与えられているようだ。また、トレードされた場合にボーナスが支払われる条項も含まれているとみられる。

現在32歳のパガンはメジャー7年目の今季、ツインズで66試合に登板して69回1/3を投げ、5勝2敗1セーブ、8ホールド、防御率2.99、65奪三振、被打率.181、WHIP0.95を記録。2020年以降、3年連続で防御率4点台のシーズンが続いていたが、レイズ時代の2019年以来4年ぶりに防御率2点台をマークした。また、日本時間10月1日のロッキーズ戦ではオープナーとして1イニングを無失点に抑え、メジャー通算369試合目にして初先発を経験している。

今オフのレッズは先発ローテーションの強化と並行してブルペンの層を厚くすることを目指しており、特に複数イニングを投げられるリリーバーの獲得を希望している。パガンは日本時間6月2日のガーディアンズ戦で2回1/3を1安打無失点に抑えるなど、イニングを跨ぐリリーフ登板もこなせる投手であり、レッズの補強ポイントに合致する存在だ。今季は登板した66試合中14試合で4アウト以上を記録している。

パガンは2021年に63回1/3を投げて16本塁打、2022年も63イニングを投げて12本塁打を浴びるなど、被弾の多さが課題となっていたが、今季は69回1/3で5本塁打と大きく減少。それが防御率向上につながった。ここ数年、安定感を欠いていたこともあり、今季は1セーブ、8ホールドと重要な場面での登板が少なかったが、2019年にレイズで20セーブ、2021年にパドレスで17ホールドをマークするなど、本来はセットアッパーやクローザーも担える投手。新天地レッズでは守護神アレクシス・ディアスにつなぐセットアッパーとして起用される可能性もありそうだ。

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