ロイヤルズがハンプソンと1年契約を結ぶ 俊足のユーティリティ

日本時間11月30日、ロイヤルズはマーリンズからノンテンダーFAとなっていた俊足のユーティリティ・プレーヤー、ギャレット・ハンプソンと1年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、1年200万ドルの契約だという。ハンプソンは二塁と中堅を中心に、一塁以外の内外野6ポジションでのプレー経験があるユーティリティ・プレーヤーであり、選手層に厚みを加える役割を担うのはもちろんのこと、二塁や外野のレギュラー争いに加わることになりそうだ。

現在29歳のハンプソンは2016年ドラフト3巡目指名でロッキーズに入団し、2018年にメジャーデビュー。2019年に105試合、2020年に53試合(注:60試合制の短縮シーズン)と出場機会を増やしていき、2021年には自己最多の147試合に出場して打率.234、11本塁打、33打点、17盗塁、OPS.669を記録した(惜しくも規定打席には届かず)。

しかし、2022年は90試合で打率.211、2本塁打、15打点、12盗塁、OPS.594と低調な成績に終わり、シーズン終了後にノンテンダーFAとなってマーリンズとマイナー契約。その後、スプリング・トレーニング中にメジャー契約を勝ち取り、今季は98試合に出場して打率.276、3本塁打、23打点、5盗塁、OPS.729をマークした。打率.276はメジャー6年間で自己ベストの数字である。

ハンプソンが守れる6ポジションのうち、遊撃にはボビー・ウィットJr.(今季30本塁打&49盗塁)という不動のレギュラーがいるため、ハンプソンが新天地ロイヤルズで遊撃手として多くの出場機会を得ることは考えにくい。正二塁手候補のマイケル・マッシーが左打者のため、右打者のハンプソンがプラトーン要員として起用される可能性はありそうだ。三塁のマイケル・ガルシアや中堅のカイル・イズベル、ドリュー・ウォーターズなども確固たるレギュラーとは呼べず、このあたりにもハンプソンが出場機会を増やすチャンスがあるとみられる。

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