「忘・新年会を開催」企業の約5割

コロナの流行を経て「忘年会・新年会離れ」が進んでいるようです。東京商工リサーチの調査では「実施する」と答えた企業が半数程度にとどまりました。

東京商工リサーチが10月上旬に約4700社を対象に行った調査では、「忘年会と新年会を実施する」と答えたのは、54.4%となりました。前の年の同じ時期に比べて、15.8ポイント増えました。

ただ、一方で忘年会・新年会離れが進んでいて、「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」と回答した企業は21.8パーセントに上りました。

「実施しない」と答えた企業の主な理由は、「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」や「忘年会が労働時間としてカウントされる恐れがあるため」などとなっています。

新橋で年末年始の飲み会事情を聞いてみると…

20代会社員:「今年から忘年会をもう一度再開することになりました。コロナで入社したので、初めての大人数の忘年会なので楽しみです」

40代会社員:「忘年会やる予定です。ここでコミュニケーションが生まれると思うので、楽しみにしています」

40代会社員:「やらないですね。会社的に集まっての飲み会はNGなので」

50代男性:「もうコロナ明けてからみんなもうわーわー飲んでるから、あえて年末はないじゃないかな。ずっと飲んでいるから」

東京商工リサーチは、「コロナ禍で定例イベントが再考されたことや、コンプライアンス意識が高まっていることが影響しているのでは」と分析しています。

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