Wソックス・シースのトレード交渉が本格化 ブレーブスも参戦中

来週、テネシー州ナッシュビルでウィンター・ミーティングが開催されるが、その前に大きな動きがあるかもしれない。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、ディラン・シース(ホワイトソックス)をめぐるトレード交渉がここ数日間で本格化しており、ウィンター・ミーティング前にトレードが成立する可能性があるようだ。モロシ記者はシースを獲得する可能性がある「ファイナリスト」のなかにブレーブスが含まれていることも伝えている。

ブレーブスがシース獲得を狙っていることは先日、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が報じていた。今オフのブレーブスは先発ローテーションの強化を補強ポイントに掲げており、FA市場でアーロン・ノラやソニー・グレイの獲得に乗り出したものの、いずれも失敗。現在はトレード市場に目を向け、シース獲得を狙っているようだが、トレード要員となるプロスペクト(若手有望株)が充実しているとはいえず、争奪戦では苦戦が予想される。

米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、シースのトレードについてホワイトソックスに問い合わせたチームの数は12を超えているという。そのなかで、モロシ記者がシース獲得に成功する有力候補として挙げたのがオリオールズだ。エース格の先発投手を必要としているオリオールズは、ここ数年の再建期間のおかげもあってプロスペクトが充実しており、FAまであと2年保有できるシースを手に入れられるだけの交換要員を提示することができる。

モロシ記者は「ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMとジョシュ・バーフィールドGM補佐は、シースをトレードに出すことで若い才能を手に入れようとしている。そうしたトレードをしたいのであれば、最初に連絡するのはオリオールズのマーク・エライアスGMだろう」とコメント。「オリオールズには若くて有望な野手がたくさんいる。彼ら全員が来季メジャーでプレーできるわけではない」と語り、オリオールズが人員余剰気味になっている若手野手の人員整理も兼ねて、シース獲得に乗り出すことを予想した。

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