宇都宮でバスケ「3x3」五輪予選 来年5月に国内初 男女各8カ国参加

今年4月に開催された「うつのみやオープナー」。来春はパリ五輪予選も含め、2週連続で3x3の国際大会が宇都宮市内で開かれる

 宇都宮市は29日、3人制バスケットボール「3x3(スリーエックススリー)」の2024年パリ五輪予選が来年5月3~5日、JR宇都宮駅東口のライトキューブ宇都宮などで開催されることが決まったと発表した。世界の強豪男女各8カ国が集結し、日本代表チームも開催国枠で出場する。同競技の五輪予選の国内開催は初めて。

 市によると、3x3の国際大会を継続的に開催し、クラブ世界一を決める国際ツアー開幕戦「ワールドツアーうつのみやオープナー」の会場になっている実績などが、国際バスケットボール連盟(FIBA)に高く評価された。

 パリ五輪には男女各8カ国が出場できる。宇都宮で開かれる予選は選考大会の一つで、今年のFIBAワールドカップと大陸別カップ戦の上位国、開催国日本を含めた男女8カ国ずつが集結し、トーナメントを勝ち抜いた各1カ国が五輪出場権を手にする。

 来年はオープナーが4月26~28日に予定されており、五輪予選と合わせて春の大型連休に2週連続で3x3の国際大会が市内で開催されることになる。

 佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「世界中の数ある都市から本市を選んでいただき大変光栄。オープナーと合わせて盛大に開催できるよう準備していく」とコメントした。

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