オープンAI取締役会にMS参加 投票権のないオブザーバーで

米新興企業オープンAIのロゴ=2月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業のオープンAIは29日、提携する米マイクロソフト(MS)が投票権を持たないオブザーバーとして取締役会に参加すると発表した。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)の解任と復帰を巡る混乱を受け、企業統治の改善に取り組むとしている。

 新たに取締役会の会長に就任した米セールスフォース・ドットコム元CEOのブレット・テイラー氏が声明で明らかにした。アルトマン氏の解任の経緯を調査する独立委員会も立ち上げる。

 アルトマン氏は声明で、AIの研究開発と安全への取り組み、顧客へのサービス提供を優先事項に挙げた。

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