【漫画】衝撃の実話!私が鼻にフォークを刺された話「実は私も…」と共感の声続出!話題作の作者語る

“メンヘラ製造機”という異名を持っていた主人公の女性は、些細な出来事をきっかけに彼氏と口論に発展してしまう。物を投げつけられ、突き飛ばされるDV行為に恐怖を感じた彼女は慌てて逃げようとしたそのとき、彼が手にしていたフォークが鼻に刺さってしまう……読者から「これはホントに実話?」というコメントが寄せられるほどの驚愕の体験を描いた作品──『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』(KADOKAWA)

前田シェリーかりんこさん自身の体験をもとに描いた作品『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』(KADOKAWA)。好評発売中!

衝撃の実話を基にした“ノンストップコミックエッセイ”と題された作品『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』(KADOKAWA / 23年7月31日発売)が大きな話題を呼んでいる。SNSで発表されてきたこの作品は、1000万を越えるインプレッション数と3000回以上のリツイートを記録し、今もなお、続々と読者を増やし続けている。

『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』-01

にわかに信じがたいこの経験を漫画として描いたのは、漫画家の前田シェリーかりんこさん(@karincolife)。育児日記としてSNSに漫画を投稿したのが創作のきっかけと語る前田さんは、どのような理由で本作を描いたのだろうか。

タイトルだけでは予想もつかないラストへ

そもそも前田さんは、自称“メンヘラ製造機”になった理由について「うまい処世術が原因かもしれない」と当時を振り返ってくれた。

『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』-02

「基本的に自分がされて嫌なことはしない、相手を強制しない、束縛しない、いろんな価値観を受け入れるといった考え方が、ある種、行き過ぎたと言いますか、『大抵なんでも許す』という主義だったのでその過ごし方が相手にとっては『本当に好きなのか?』『自分のことどう思ってる?』と心配を煽ってしまったのかも。『今どこで何してる?』的な、よく聞くメンヘラの引き出しを開けてしまったのかなと思いますね」

『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』-06

そんな前田さんは、20代後半で結婚・出産を経験し、子供の成長記録を絵日記のようにSNSに投稿するようになった。そのとき、出産の痛みに関連し自身の負傷歴を紹介する中で、「鼻にフォークが刺さった話」を紹介したところ、大きな反響を得たという。これが本作を創作するきっかけになった。

『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』-17

「世の中には、DVで頭や脇腹に包丁を刺さしたまま何キロも走って逃げたという人の話も聞くので、私の話は少し弱いかなと思っていました。予想外に、こんなにたくさんの方からもっと先が知りたい、結末が気になる、とんでもない話だと言っていただけるとは少しも思っていなかったので、実は今でもずっと驚いている状況です(笑)」

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単行本には、「この体験を漫画にする、それが私の復讐です。」というフレーズが付けられている。これに関し前田さんは、「まさにこの一文に本作の読みどころが集約されている」と話してくれた。

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「きっと今この記事を読んでくださっている方の中には『鼻にフォークを刺されただけでしょ?』『いや、普通に事件になっただけでしょ』と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも、この話はそれだけでは終わらないです。タイトルだけだと予想がつかないようなラストを迎えていると思います。何より、この漫画をみなさんに読んでいただいていることが、作品に登場する人々のハッピーエンドにつながっていますので、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです」

『メンヘラ製造機だった私が鼻にフォークを刺された話』-46

DVで辛い経験をした人の支えになるだけではなく、読者をあっと言わせるラストに突き進んでいく本作。書籍販売サイトで1000件をこえるレビューが示す通り、予想を裏切る衝撃のラストをぜひ体験してほしい。

<前田シェリーかりんこさんInformation>
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(よろず~ニュース特約・橋本未来)

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