スマートフォン向けフリマアプリの「メルカリ」が、年末年始の不要品が多く出る時期に向け「実家に眠っている、意外に価値があるモノ、使っていないモノ、粗大ゴミとして捨ててしまったモノ」といった、自宅や実家にある不要品の価値を可視化。
懐かしいモノとの〝再会〟ができる没入型施設「ウチの実家」を、11月29日から12月3日の5日間限定で、原宿にオープンする。
イベントオープン初日の29日、原宿で説明会と先行内覧会が行われ、メルカリのマーケティングディレクター千葉久義氏と、本イベントの企画アドバイザーを務めた山下メロ氏が登壇した。
千葉氏は「『メルカリ』は当初、ファッションを中心に取引が行われていたが、徐々にカテゴリーが拡大され現在は、あらゆる物品が取引されている」と説明。そんな中、メルカリ総研の調査により「Z世代が、自宅の所有物を売ることを〝想定している〟という傾向が強く表れた」ことを受け、Z世代は持ち物自体が資産であり、お財布にはお金以外に持ち物も入っているのだと認識したと明かす。
また物価上昇により、各家庭で不用品処分のコストも増加しているという現実を受け「自宅あるいは実家にある不用品が、実は誰かにとっては『価値のあるものではないか？』と考え、今回のイベントを開催するに至った」と伝えた。
「ウチの実家」では、「懐かしい」「エモい」にリアリティーを持たせるとし、1995年～2005年ごろまでに流行したアイテムを約2000点展示。また展示アイテムはメルカリで出合えるもので構成されているそうだ。
企画アドバイザーを務めた山下メロ氏は「懐かしむことは、心を安らげる時間」と言及。「自宅に置かれたアイテムは、つい〝景色〟になりがち。しかし目をこらして、皆さんの自宅内に配置されているさまざまな〝もの〟に着目してほしい」と伝えた。
「ウチの実家」
実家にありそうで懐かしく、「メルカリ」でも出会えるモノ2000点以上で構成された、疑似実家を体験できる没入型施設。一歩空間に足を踏み入れると、家族で団欒していたこたつの上にチラシで作った手作りゴミ箱、周囲には石油ストーブやマッサージチェアとともに、熊の木彫りや日本人形などが並ぶ。また隣の部屋では、昔流行った懐かしのゲームや漫画を楽しむことができる。
「実家体験」というコンセプトのもと、まるで家族なお母さんとお父さんが自身の子どもに話しかけるかのように「部屋から〇〇を探してきて！」などと声をかけることも。なお本企画は、昭和から平成にかけて流行ったモノや定番だったモノなどを「平成レトロ」の提唱者である山下メロ氏がアドバイザーとして参画し、再現された。
開催期間：2023年11月29日（水）～12月3日（日）
開催時間：11:00（29日のみ14:00）～19:00
場所：UNKNOWN HARAJUKU（東京都渋谷区神宮前6-5-3）
アクセス：メトロ「明治神宮前」から徒歩6分、メトロ「表参道」から徒歩7分、JR「原宿」から徒歩8分
入場料：無料
特典：ご来場いただいた方には、メルカリエコボックス、梱包資材、懐かしのプロフィール帳をイメージしたメモ帳をプレゼント。
※先着1500名さま
特設サイト：https://jp-news.mercari.com/uchinojikka/
（よろず～ニュース・椎 美雪）
