「厳正な取り締まり指導」 大麻グミで国家公安委員長

指定薬物になったHHCHを含む「大麻グミ」

 大麻類似成分の合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)が、12月から規制対象となることについて、松村祥史国家公安委員長は30日の定例記者会見で「乱用者と販売店舗を厳正に取り締まるよう警察を指導していきたい」と述べた。規制は大麻類似成分を含むグミを食べた人の健康被害が相次いだことを受けた措置。

 HHCHはグミ販売店にあった製品から検出され、厚生労働省が22日、医薬品医療機器法に基づき指定薬物に追加した。12月2日から所持や使用、流通が禁止される。違反すれば3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される。

 松村氏は「指定薬物は社会の安全を脅かす」と指摘した。

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