給食がない冬休みを前に、経済的に苦しい子育て世帯の「食」を支援する団体がいま、千葉県船橋市の倉庫で、全国5000世帯に送る食料の梱包作業を行っています。
子どもを支援する国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、経済的に苦しい子育て世帯に食料品を送る事業に取り組んでいて、いまはその梱包作業を行っています。
箱の中には企業から提供されたコメや餅、菓子などが入っていて、ボランティアたちが年内に全国の5000世帯に届くよう作業しています。
この取り組みはコロナ禍の2020年から長期休暇がある夏と冬の年2回行われていて、今回、これまでで最も多くの申し込みがありました。
物価高騰の影響が大きいとみられ、NGOは「物価上昇が、経済的に困難な状況にある子どもの食に深刻な影響を及ぼしている」と指摘しています。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 川上園子 さん
「とにかく食事の量を減らさざるを得ないという声が非常に多い。クリスマスや正月を迎えるのが怖いという声もあるので、そうした家庭に少しでも笑顔を取り戻してもらうことができればと思い作業している」